代金の清算

株を買う場合、支払う代金は株価(時価)×株数になります。例えば、時価700円の株を7000株買うと70万円です。指し値注文の場合はこの額になりますが、成り行き注文だと多少のプラスマイナスが出ることもあります。これに株式売買委託手数料がかかります。

売買の成立した日を約定日(やくじょうび)といい、代金は約定日を含めて4営業日目に決済されます。土日祝日を間に挟む場合は、その分ずれ込みます。例えば木曜に売買が成立した場合、火曜日が決済日になります。

株を買った場合、決済日に代金と手数料が証券総合口座のMRFから引き落とされます。口座に金額を入金しておかないと買うことができないので注意しましょう。

株を売った場合、売買成立後、4営業日目に総合口座のMRFあるいはあらかじめ指定しておいた銀行口座などに売却代金から手数料を差し引いた金額が入金されます。

株を買って株主になると、発行会社から配当や株式分割を受ける権利が得られます。企業は一定の日を決めてその日の時点で株式名簿に記載されている株主に対して、配当や株式分割を行います。これを権利確定日といいます。通常は決算月の末日が権利確定日となります。

株主が配当や株式分割を受けるには、権利確定日までに、株と代金の受け渡しを終わらせておく必要があります。多くの企業は3月決算なので3月31日が決算日で、かつ権利確定日となり、31日を含め4営業日前が権利付最終日となります。31日から数えて3営業日前の約定日は権利落ち日、あるいは配当落ち日と呼ばれ、株主としての権利がなくなる日です。

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カテゴリー: 株式投資 | Tags: ,


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