格付け

証券アナリストは、証券投資の専門家で、個々の企業の業績を分析したり、各企業を訪問して、工場の様子を見たり、経営者にインタビューしたりして、その企業へ投資する価値がどれほどあるのか判断します。

この調査の結果、ある企業に投資した場合、一定期間内にどのくらい収益を上げることができるかをランク付けしたものが、格付けあるいは、レーティングと呼ばれるものです。

格付けの手法は、証券会社や研究機関ごとに異なりますが、日経平均やTOPIXとの比較から割り出すものが多いようです。この他に、買い、中立、売りなどで表すものもあります。

株価格付けとは別に、企業の信用度を測る債券格付けも、株式投資の参考になります。企業が発行する社債を持っている人が、その元本を返してもらえないリスクの度合いで測ります。社債は、企業の借用証書で経営や財務の内容が悪かったり、倒産したりすると借金が返せなくなり、これを債務不履行といいます。

債券格付けでは、債務不履行の可能性を分析し、AAA、AA、B、CCなどの記号でランクを表します。日本格付投資情報センター(R&I)の場合、格付け記号の意味は以下になります。

AAA:総合的に判断して安全度がもっとも高い
AA:安全度はきわめて高い
A:安全度は高く、部分的に優れた要素がある

BBB:一般的投資対象としても安全性は十分あると判断するが、絶えず注意していかなければならない要素がある
BB:将来まで考慮すると安全度の点で心配される要素がある
B:安全度は低い

CCC:債務不履行は生じていないが、将来の履行に懸念を抱かせる要素がある
CC:債務不履行は生じていないが、将来の履行に強い懸念を抱かせる要素がある
C:債務不履行が生じている

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カテゴリー: 株式投資のテクニック | Tags: , ,


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