業種による特徴

株価は、企業業績や経営動向以外にも景気や金利、為替の変動などの影響を受けます。業種によっては影響が大きかったり小さかったりするので、どの業種がどんな影響を受けるのかを知っておくといいでしょう。

景気の影響を受けるのは、百貨店・スーパーなどの小売業や外食産業です。物を運ぶ物流業も取扱高が減少します。景気が悪いと企業の設備投資はしにくくなるので、鉄鋼、セメントなどの素材産業や機械メーカーへの影響は大きいです。景気の影響を受けにくいのが製薬業界や食品業界です。電力・ガス業界も同様です。

金利の影響を受けるのは、電力・ガス、鉄鋼、造船などです。大規模な設備を必要とするので、設備投資のため多額の借入を行っています。不動産業や建設業も借入金が多いです。このため、金利が下がれば、金利負担が減って経営は楽になりますが、金利が上がれば経営を圧迫します。

為替の影響を受けるのは、自動車、電機、精密機械などです。輸出の比率が高いので円高はデメリットです。反対に海外から調達する原油などの資材の価格は低くなるので、電力・ガス、化学産業にはメリットになります。円安だとこの逆になります。最近はどこの企業も為替予約などで為替の影響を受けにくいようにしています。

他には天候などの影響を受ける業種もあります。

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カテゴリー: 株式投資のテクニック | Tags: , ,


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