企業業績と株価の関係
企業は一定の月を決めて、1年分の収入と支出をまとめ、利益や損失を毎年算出しますが、これを決算といいます。
上場企業は決算内容や経営状態をまとめた有価証券報告書を決算月の、末日から60日以内に財務省に提出することが義務付けられています。決算月から6ヵ月経過したところでも中間決算を行わなればなりません。
上場企業の9割は3月決算で4月1日から翌年の3月末を1区切りとしているため、5月に決算発表、半年後の11月に中間発表が集中します。決算の結果が黒字であれば業績が良いということになりますが、投資家が気になるのは決算と一緒に発表される業績予想の方です。
企業は売上高や利益が業績予想と大きく異なりそうなときは決算時期でなくても発表しなければなりません。予想を上回る場合は業績予想を上方修正、下回る場合は下方修正することになります。これが株価の上昇、下降に影響してきます。