金利と株価の関係

金利は企業や個人にとって大きな影響力を持ちます。

企業は設備投資や経営のために金融機関から資金を借りますが、金利が高いと借入は難しく、支払う利息も増えるので企業の財政を圧迫します。金利が低いと資金が借りやすく、設備投資をして生産を増やすことが可能です。

よって、低金利であれば企業の業績アップ=株価上昇、高金利であれば企業の業績悪化=株価下落という関係ができます。

個人の場合、高金利であれば銀行や郵便局に預けておくとそこそこの利子が付くので、株式投資を控える傾向になります。株を売却して利回りのいい金融商品に乗り換えるという方も出てきます。低金利であれば、預けていても増えないので株式投資をして増やそうとする傾向になります。

個人の面でも、低金利=株価上昇、高金利=株価下落という流れになります。

金利は貸出期間によって短期金利と長期金利に分けられます。短期金利の指標は金融機関どうしがお金を貸し借りするときのコールレート、長期金利の指標は毎月新しく発行される10年ものの国債の利回りです。

コールレートは金融市場に流通するお金の量を左右するので、日本銀行はこのレートを調整して金利を誘導します。例えば、景気が上昇して消費が活発になってくると日銀はインフレを避けるために流通するお金が減るような対策を取ります。すると金利上昇→企業業績が悪化→株価下落という流れになります。

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