投資信託の種類
私たちが購入できる投資信託は3000本以上あり、どれを買おうか迷うと思います。まずはファンドを分類して特長を掴むといいでしょう。
ファンドを買える時期によって分けると、単位型(ユニット型)と追加型(オープン型)に分かれます。単位型は購入が最初の1ヶ月程度に限られており、運用期間も1年、3年などと決まっています。追加型はいつでも購入・解約ができます。運用期限はいつまでと決まっている場合もありますが、無期限のものもたくさんあります。
運用対象となるおもな資産は株と債券で、株と債券の両方で運用するものもあります。株はさらに大きな企業の株(大型株)、比較的小さな企業の株(中小型株)などに分けられます。債券も格付けの高い債券(ソブリン債など)と格付けの低い債権(ハイイールド債)があります。
地域は大きく分けると国内と海外で、グローバルなものもあります。海外ではさらに、北米、欧州、中南米など地域を限定したものやインド、中国など国別のものもあります。
運用手法も2つに分かれます。インデックス運用は、値動きがTOPIX(東証株価指数)などの指数に連動することを目指す手法です。例えば、TOPIXが5%値上がりしたら、ファンドの価格も5%上がるといった感じです。
アクティブ運用は、ファンドマネージャーが投資する銘柄を厳選してインデックスを上回る利益を目指します。ファンドの運用成績はファンドマネージャーの腕次第です。
ファンドのリスク=値動きの大きさは、ファンドの運用資産や地域で変わります。一般的に債券より株のほうが値動きが大きく、債券と株の両方で運用するファンドでは、株の比率の高い方が値動きは大きいといえます。株は大型株より中小型株のほうが、債券は格付けの高いものより低いもののほうが値動きは大きく、地域では、先進国より新興国の方が値動きが大きくなります。