株主のメリット
株主になるメリットの基本的なものは、配当を受ける権利が与えられることです。配当とは、企業が1年間の売上から経費、借入金の利子、税金などを引いた残りのお金で、これを株主に分配します。
利益が多ければ配当は増えますが、少なければ配当は減り、まったくなしということもあります。配当がゼロのことを無配といい、無配から配当が出せるようになることを復配、配当が増えることを増配、減ることを減配といいます。
配当は「1株当たりいくら」という形で年1回か半年に1回出されます。これを普通配当といいます。他には特別に利益が上がったときに出される特別配当や創立○○周年などを記念して出される記念配当があります。配当は配当金のように現金で支払われますが、株券で支払われることもあります。
他には株主優待制度を設けている企業もあります。これは一定数以上の株を持っている株主に株数に応じて自社製品や自社製品との引換券などをプレゼントしている制度です。
例えば食品会社であれば、自社製品の詰め合わせ、外食産業ならファミレスや居酒屋の飲食券、百貨店なら商品券、航空会社なら優待パスなどです。最近では、株主優待だけで生活している方がテレビで紹介されて話題になっていましたね。
極力現金を使わないで生活することも可能なので、資産があれば夢の株主優待生活が満喫できます。