新興市場
情報通信・コンピュータ関連分野は技術の進歩が速いので、比較的新しく作られた企業でも急激に成長するので、資金がたくさん必要になります。このように規模は小さくても株を発行して資金調達を行いたい企業のためにあるのが、マザーズなどの新興市場です。
新興市場に上場している企業の多くは、いずれ東証1部や2部に上場することを目指しています。新興市場に上場するためには一定の基準がありますが、東証の上場基準に比べるとかなり緩いので、若い企業やベンチャー企業なども上場することができます。
新興市場の株の特徴として、上場基準が緩いのと若い企業やベンチャー企業が多いことから、飛躍的な成長をしたり、経営が行き詰って破綻したりと経営の安定度にばらつきがあって、東証の上場企業と比較して投資へのリスクが大きいです。
新興企業は発行されている株数が少ないので、希望通りに売買が成立しないこともあります。取引が集中すると、株価の変動が大きくなる傾向もあるので、新興企業の株を扱うときはこの点をよく理解しておきましょう。